ティム・バートン次回作は、バートン版「フォレスト・ガンプ」か?

2005/12/02

ティム・バートンの次回作となる「ビリーブ・イット・オア・ノット!」は、パラマウント社の発表によると「リプリーの足跡を辿る」「ジャンルはアクションアドベンチャー」「シリーズ化も視野に入れる」となっており、その他の詳細は明かされていない。

本作はロバート・L・リプリーの半生を描くもので、脚本を担当するラリー・カラゼウスキーとスコット・アレクサンダーの2人の脚本家は得意とするジャンルは「エドウッド」「マン・オン・ザ・ムーン」のような伝記モノなのだが、不思議なことにパラマウントが発表したジャンルは“伝記”ではなく“アクションアドベンチャー”だった。パラマウントがシリーズ化も視野に入れていることから考えると、ただの伝記モノではないことは明らかだ。そもそも“伝記”ジャンルでシリーズ化には適さないのだ。

では、「ビリーブ・イット・オア・ノット」はどんな作品になるのだろうか?ロバート・L・リプリーが半生をかけた奇妙なものやおかしなものを捜し求める旅は十分映画になりうるものではあるが、“アクションアドベンチャー”にするには難しいものだ。だが、それを解決する唯一の方法がある。ロバート・L・リプリーという人物をフィクションの世界で放り込んでやることだ。つまり、現実の出来事に架空の人物を放り込んだ「フォレスト・ガンプ」の逆をやればいいのである。

つまり、伝記を得意とするラリー・カラゼウスキーとスコット・アレクサンダーが雇われ、リプリーの半生を“伝記”映画としての脚本にし、それを元に現実の出来事をキャリーやバートン流に誇張したり、創作した出来事を付け加えるということだ。映画製作においての常ではあるが、前述の2人の脚本家が書いた「ビリーブ・イット・オア・ノット」の脚本は別の脚本家によってリライトされることになるだろう。

最終的に「ビリーブ・イット・オア・ノット」は“伝記”の皮を被った“アクションアドベンチャー”で、ロバート・L・リプリーという実在のキャラクターをベースにバートン版「フォレスト・ガンプ」のような作品になるのではないだろうか。